ダイニングゾーンのサイズ決定
ダイニングゾーンのサイズ決定は意外と難しいもの。
現在の食事をする人数、お子様が大きくなられた場合にどうなるか、ご来客時に何人同時に食卓を囲むか、といったことを最初に検討します。
インテリアコーディネーターとしてアドバイスを差し上げる際にいつも注意をするのは来客時の人数の考え方。
最大何人来るか、というのも大事ですが、年に何回くらいその人数が集まるか、というのかを意識しましょう。
例えば多いときは8人くらいの来客がある、と言いつつ、それが年に一度であれば4-6人用のダイニングテーブルにしておいて、来客時は他の小さな家具を継ぎ足す等で対応することをオススメします。
年に1回のために8人座れる大きいダイニングテーブルを置くとなるとインテリアコーディネーターでもなかなかレイアウトの決定が難しく、よいインテリアコーディネート提案にならないことがあります。
主な人数別のスペースについて必要な面積をご確認下さい。
ダイニングテーブル・ダイニングチェアのサイズ決定
インテリアコーディネーターがいつも意識しているダイニングテーブル・ダイニングチェアについて人間工学的な観点から必要なサイズを御案内致します。
ダイニングテーブルの面積としては椅子に座る場合、横幅60cm、奥行き40cm、床に座って食事を取る場合は横幅80cm、奥行き40cm、が最低必要とされるスペースです。
また、テーブルに出入りするためにはテーブルの端から80cm確保することが必要です。
また、ダイニングテーブルとダイニングチェアの高さの差(差尺といいます)は28-30cmが日本人の平均的なサイズ感です。
特にダイニングテーブルとチェアをそれぞれ輸入物と国産物で合わせる場合などにはこの使い勝手には十分注意しましょう。