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モダンなデザインが高く評価される高級家具。
日本国内や海外のインテリアブランドがこだわりの名作を世に送り出しています。
人気の北欧家具の中でも特にデンマーク製が注目されていますが、好みに合う商品を探すには情報収集が必要です。
この記事では高級家具と安い商品の違い、国別の特徴、商品選びのポイントなど知っておきたい情報をまとめています。
高級家具に興味がある方はぜひご一読ください。
高級家具とは? 価格が安い商品と何が違う?
はじめに「高級家具と安い家具は具体的に何が違うのか」という疑問を解決するために、家具の価格が高くなる要素を解説します。
使用する素材の違い
高級家具の素材で多く使用されているのは無垢材です。
無垢材とは、家具のパーツに使用する材料を原木からそのまま切り出したもので、木そのものの質感が感じられます。
一方で安い家具の素材は、その多くがMDF(ミディアム・デンシティ・ファイバーボード、中質繊維板)と呼ばれるファイバーボードです。MDFは木材の原料チップを繊維化したものを固めて大量生産されています。無垢材ほどの耐久性はありません。
高級家具に使われる素材ごとの特徴|無垢材などの木材も
デザインの違い
高級家具によく見られるのは有名デザイナーによるデザインで、こだわり抜いたフォルムや厳選された素材の魅力を引き立たせるデザインが魅力です。
安い家具のデザインは、販売価格から導くデザインともいわれます。安い製造コストで生産できることを重視した設計のため、画一的なデザインが多いのが特徴です。
生産工程の違い
高級家具は、高い技術を持つ職人の手仕事と、最新の工具を使った緻密さが共存しているところが魅力です。最終的な組み立てまで完了させて出荷されたり、納品時に高級家具店の担当者が丁寧に組み立ててくれたりします。
一方、安い家具は人件費が安い海外の工場での大量生産です。パーツ一式がコンパクトに梱包され、その状態のまま販売されます。購入したお客様が添付の説明書を見ながら組み立てることも一般的です。
メンテナンスに対する考え方の違い
傷ついたり破損したりというとき、高級家具なら修理して新品同様までに仕上げてもらって長く愛用できます。
安く購入している家具では、修理費用と新品購入費用が同等、もしくは買い替えるほうが安い場合もあり、修理をせずに粗大ごみとして処分されることも多いでしょう。
エリア・国別高級家具の特徴と有名ブランド
高級家具にも国産家具と輸入家具があり、生産国による違いもあります。
生産地ごとに高級家具の特徴を見ていきましょう。
日本の高級家具の特徴
国産高級家具は、日本の住まいでの快適な生活に適したサイズ感や、落ち着きのあるモダンなデザインが特徴です。日本の家具職人の繊細な技術も秀逸で、魅力のひとつ。ソファやチェアは、座面の高さが日本人の体格に合っている国産メーカーの家具なら長く愛用したくなります。
日本を代表する高級家具ブランドには、以下のようなブランドがあります。
• CONDE HOUSE(カンディハウス)
• IDEE(イデー)
• MORISHIGE(モリシゲ)
• TENDO(天童木工)
日本の高級家具ブランド4選|技術やデザインで人気の国産インテリアメーカーまとめ
北欧の高級家具の特徴
北欧の高級家具は、機能的でシンプルなデザインが特徴です。北欧モダンの人気の理由は、インテリアに対して日本人と共通の感覚があるからといわれています。家族のリラックス空間に飽きのこないインテリアを求め、やわらかな照明やナチュラルな素材が好まれるのも和モダンとつながるテイストです。
高級家具とならんで、照明のブランドも北欧モダンスタイルでは注目されています。
• BoConcept(ボーコンセプト)
• LE KLINT(レ・クリント)
• louis poulsen(ルイスポールセン)
北欧の高級家具や照明のブランドを厳選|デンマークのモダンなデザインをインテリアに
イタリアの高級家具の特徴
イタリアの高級家具の特徴は、クラシックなアンティークとイタリアモダンといわれる2つのスタイルです。
昨今人気のイタリアモダンは、イタリアの家具作りの伝統技術を活かして、重厚感を残しながらモダンで洗練されたデザインに機能性を兼ね備えています。モノトーンやビビッドカラーの単色使いも特徴的です。
イタリアの高級家具では、以下のようなブランドが人気を集めています。
• Cassina(カッシーナ)
• Calligaris(カリガリス)
• B&B Italia(B&Bイタリア)
• NATUZZI ITALIA(ナツッジイタリア)
• ARMANI/CASA(アルマーニ・カーザ)
• Arflex(アルフレックス)
イタリア製高級家具や照明の輸入ブランド6選+イタリア生まれの高級日本ブランドも紹介
ドイツの高級家具の特徴
ドイツの高級家具は、歴史的に耐久性が重視され、こだわりの職人によって格調高く作られてきました。20世紀から主流になったドイツデザインでは、機能美・合理性・ミニマルを特徴として、家具にも新しいテクノロジーが積極的に導入されるようになっています。
ドイツの高級家具で必ずチェックしたいのが以下の2つのブランドです。
• THONET(トーネット)
• HUKLA(フクラ)
ドイツの高級家具の特徴や人気のインテリアブランド|機能的なチェアやソファに注目!
高級家具の人気メーカー5選|ランキング常連ブランドも
高級家具を購入する? サブスクで新品をレンタルする?
高級家具は、購入にこだわらずサブスクで借りることも検討できます。
そこで、購入とサブスクのそれぞれに向いている人について考えてみました。ご自身はどちらにあてはまるでしょうか?
購入に向いている人
持ち家に住んでいて引越す予定がないという方は、現在の家にぴったり合った高級家具を吟味して、長く使うことを前提に購入するのがおすすめです。もし将来的に売却することになったときにも価値が大幅に落ちてしまわないように、大切に使い続けましょう。
高級家具店に行かずにインテリア選びを相談する方法|家具のオンラインコーディネート
高級家具を通販で購入する場合のメリットと注意点を解説
サブスク利用に向いている人
賃貸契約の住まいで数年以内に引越しをする予定がある方や、有名ブランドの高級家具を一度は暮らしに取り入れて試してみたいという方には、サブスクが向いています。
月額料金で家具を借りて引越しの際に返却したら、新居では新たなインテリアコーディネートにも挑戦できます。
借りていた家具が気に入ったら買取も可能。インテリアを相談できるサービスを展開する会社もあるので、お気に入りのインテリアに囲まれた生活の実現にはサブスクを利用するのが近道です。
サブスクで高級家具もレンタルできる?家具のサブスクサービス会社の選び方
高級家具の商品選び|家具を上手に選ぶポイント4つ
家族全員が満足する高級家具を選ぶために留意したいポイントをまとめました。
- ソファ・ダイニングテーブル・椅子など家族が毎日頻繁に利用するものこそ、素材の質や耐久性が十分な高級家具を選んで長く愛用しましょう。
- 部屋の動線を考えて、スペースに合った高級家具を選ぶことが大切です。またソファやチェアは座面の高さも要チェック。欧米人に合う高さは、小柄な方には高すぎる場合もあります。
- ベッド選びの際はマットレスもしっかり吟味。1日の疲れを翌日に持ち越さないために、テンピュールのような高級マットレスも検討してみましょう。
- 照明も含めてトータルで考えたインテリアコーディネートが、理想の住まいづくりには不可欠。家具選びの際は、高級家具にマッチする照明も同時に考えてみてください。
高級家具はこだわりたいポイントを決めて検討を
高級家具選びは、ブランドやデザインなどこだわりたいポイントを決めることから始めましょう。
国産と海外ブランドとの違いを知ったうえで、素材などのテイストは実際に高級家具店やインテリアショップで商品を直接見て触ってみることも大切です。
購入に迷ったらサブスクなどのレンタル利用も視野に入れて、ぜひお気に入りの家具を見つけてください。