手の込んだ古さが魅力の古民家スタイル
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住まう人と共に年を重ねたような、味のある古さが魅力の古民家。最近では古民家カフェの人気も高く、お好きな方にとってはたまらないスタイルではないでしょうか。
ただ古いだけでなく、手入れされたその美しさの秘密を少しのぞいてみましょう。リフォームをご検討中の方にもおすすめですよ。
和室にもフローリングを
畳に障子に欄間に・・・、と和の要素を多く取り入れながら、モダンさも感じられるこの空間。その秘密はそれぞれにアレンジが加えられていること。
例えば畳には縁がない正方形の琉球畳を使用すると、モダンでスタイリッシュな印象に。
障子枠には濃い色の木材を選ぶと洋館のような雰囲気を出してくれますし、白の障子紙との対比が美しく、古民家らしい落ち着いた空間が完成します。
横繁障子と呼ばれる横方向の組子が多い障子枠は、ボーダー柄にも見えるのが面白いですよね。
欄間には和装飾を避け、直線的でシンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
洋空間を組み込む
和空間だけではどうしても古さが強調されてしまう古民家。少し新しさが欲しいなと思ったら、洋空間を作ってみてはいかがでしょうか。
和室と窓際の障子に挟まれた、縁側にも見えるこの空間。思い切ってソファーとラウンドテーブルを配置すると、違和感なく洋空間が完成しませんか? ポイントは家具の素材と色。素材は木製やファブリック類を、色はすでに空間に存在する色を選ぶと、和の雰囲気を邪魔しません。
古さと新しさが共存した古民家。住む人に安らぎも与えてくれそうですよね。