和の要素を感じる、モダンなグレイッシュ空間
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グレイッシュトーンを主役にした空間。 ダスティカラーとも呼ばれる くすんだ発色は、空間に渋さと落ち着きを与え、どこか和の要素も感じられませんか。
実はこの渋さと落ち着き、欧米でも人気の高いスタイル。 “ZEN (禅)” という言葉も定着しており、インテリアに取り入れられることも多いんですよ。
今回は和の空間を逆輸入して、そのポイントを探ってみましょう。
重心の低い家具を選ぶ
空間に落ち着きが欲しい場合、家具は背の低いものがおすすめです。足を投げ出して座りたくなるソファーやアームチェア、そして茶袱台を思わせるコーヒーテーブルは、安心感に和の要素もプラスしてくれますよね。
面積の大きい部分には薄い色、小さい部分には濃い色を入れると圧迫感のない空間に。グレイッシュでトーンを合わせれば、色相の異なる色を使っても全体に統一感が生まれますよ。
図形の使い方
欄間や障子、床の間など、大小の四角形が混在する和室。それをモダン空間に応用するなら、写真のように壁面にパターンを重ねるのがスマート。手前にオブジェを飾れば、掛け軸と壺のようなシルエットも完成しませんか。
ソファーとクッションに四角形を入れれば周囲との馴染みも◎。同じ図形を繰り返し使うと、そのリズムが心地良さに繋がる心理的メリットもあるんですよ。
照明の効果
空間の印象を左右する照明。グレイッシュ空間には、落ち着きのある間接照明を入れてはいかがでしょうか。
シーリングライトを入れたい場合には北欧照明がおすすめ。自然素材を使った丸みのあるフォルムを選べば見た目にも優しく、空間の印象を壊しません。
海外の和空間。そこからインスピレーションをもらって、進化した “和” を作るのも楽しいですよね。