上質なシャビーシック空間
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古びた倉庫を改装したような、スタジオタイプのアパルトマン。
味のある古さが魅力のこのスタイルは、何もない空間を自由に作り上げる嬉しさもありますが、一歩間違えれば古くて垢抜けない空間になってしまうのでは・・・、と手が出しにくいスタイルでもありますよね。
今回はそんなシャビー空間を、写真のようにシックにコーディネートするポイントを探ってみます。
定番スタイルに物足りなさを感じていらっしゃる方や、インテリア上級者の方にもおすすめですよ。
シャビーな空間には白が◎
空間を作る壁や床といった構造体。構造体が古びたような素材であった場合、合わせる家具に白をもってくると、適度な古さを残しながらも汚れた印象を与えません。白いファブリックのソファに幾何学柄のクッションをアクセントにすることで、シャビーな空間に清潔感とモダンさをもたらしています。
ブロカントをアクセントに
フランス語で 『美しきガラクタ』 を意味するブロカント。パリではシャビー空間に欠かせないアイテムとして愛されています。シックに仕上げたい空間では、面積の少ない部分にブロカントを入れるのがおすすめ。
写真のように手作り感あるシーリングライトやスタンドライトを入れても美しいですし、壺をソファーサイドに置いてエンドテーブル代わりに使うのも面白いアイデアですよね。古さを前面に出さず、アクセントとして部分的に取り入れるのがポイントです。
モダンエレメントを入れる
シャビースタイルで気をつけたいのが、古くて垢抜けない空間になってしまうこと。それを回避するためには、モダンなエレメントを入れるのが効果的です。
例えば上の写真。ソファーやコーヒーテーブル、ダイニングセットなど、大型家具のほとんどがモダンなデザインですよね。ポイントは、素材に木材やファブリックを選んで古さや緩さをプラスすること。シャビー空間との馴染みが良くなります。
よりモダンな印象にしたい場合は、アートをモノクロの街並みなどクールなものに変えるのがおすすめです。
味のある古さが魅力のシャビー空間。上質な空間に仕上がったら素敵ですよね。