小上がりの畳スペース
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癒しの香りと肌触りの良さ。和室を作る余裕はないけれど、畳のある生活にも憧れる・・・。日本人ですもの、そんな風にお考えの方もいらっしゃいますよね。
最近ではこんなちょっとした畳スペースを設けるのも人気なんですよ。
建て具のない空間
LDKの一画に畳スペースを確保したら、開口部には建て具(ドア)を設けずオープン空間にするのがおすすめ。狭い空間でも窮屈な印象が軽減されます。
ポイントは上部に設けられた梁。LDKのフローリングに合わせたこの木材が、洋空間と和空間を自然に繋いでくれます。上部にスペースを設けることで欄間のような雰囲気も。和の雰囲気を強調してくれますよ。
小上がりの効果
建て具のない畳スペース。この入り口を一段高くすれば、異空間であることが自然に強調され、特別感ある空間を演出してくれます。さらにLDKの椅子からの目線と高さを合わせる効果もあり、違和感なく会話をお楽しみ頂けます。
もう1つ嬉しいのが小上がりの下のスペース。ここに引き出しを組み込めば、収納スペースとして使用することも可能。限りある空間を有効活用することができますよ。
家具を置かないという選択肢
小さな空間をすっきり見せるポイントはなるべく物を置かないこと。究極、家具を置かないという選択肢もアリ。写真のように備え付けの収納と照明だけでも、畳が主役の空間として成立しますよね。
モダンな印象にしたい場合、畳は縁なしを選ぶのがおすすめ。和紙畳と呼ばれる色付きの畳でアクセントを入れるのも素敵ですよ。照明もデザイン性のあるものを選ぶと空間を彩ってくれます。
また、窓まわりは豪華なドレープをつけたカーテンだと何だかちぐはぐな印象になってしまいます。こうした空間にはフラットなロールスクリーンがお薦めですよ。
小さくても畳のある生活。住む人に安らぎを与えてくれそうですよね。