こだわりと遊び心が詰まった大人ブルックリン

ソファコーナー

お客様をお迎えするリビングダイニングは別のフロアにあるため、このお部屋は本を読みながらリラックスしたり、親しい方とテレビをご覧になりながらお酒を飲まれたりと、ご自身の時間を過ごすためのプライベートな空間にしたいというご要望。

そこで、広さがあるのでつい3人掛けにしてしまいそうですが、あえてデザインの異なる１人掛けをランダムに配置。そうすることで堅苦しさのない、遊び心を感じさせるスペースを作ります。



フローリングがやや明るめなので、家具をできるだけ落ち着いたお色味に抑えて、ブルックリンスタイル特有の重厚感を演出します。

ランダム配置でデザインの異なるソファと一緒に置くサイドテーブルは、バランスが難しくなります。そういう時は、他の家具との平行を気にしなくてもいい円形を選択。

更に、ブルックリンらしい黒いスチール素材のワゴン型にしてテイスト性と機能性を高めました。

ご自身用のパーソナルソファには、新築のお家とともに長く楽しめるよう、使い込むほど身体に馴染む上質な本革をセレクト。

カラーは、周囲のスチールがもたらす無機質さの中でリラックス感を高められるよう、温かみのあるキャメル（＝黄色みのある茶色）に。



本体と同じ本革がまかれたアーム。グリップ感もよく、触れるたびに本革の質感を味わっていただけます。





テレビボードでは、まるで長く使いこまれたような雰囲気の、大胆な木目の濃淡を持つウォルナット素材のものにして、ブルックリンらしい古材感を表現しました。

飾り気のないシンプルな出で立ちも潔く、遊び心のあるインテリアの中で引締め役を担っています。





フロアライトは、特徴的なデザインの家具に囲まれながら、コーナーに置いてもしっかりと存在感を放てるデザインのものを。

リフォームして貼った壁面のタイルを活かせるよう、上下から柔らかな光が漏れるタイプを選び、照らされた壁面で空間に奥行きをもたらします。

１日の終わりをゆっくりと過ごしていただくための寛ぎタイムにぴったりです。

ベッドサイド

窓が腰高なので、ベッドを壁に寄せてしまいがちですが、ナイトテーブルを置くことで窓とベッドの間に自然な距離感を作り、ゆったりとした余裕のある空間としています。



ナイトテーブルは一般的にシンプルなものが多いですが、全体的なテイスト感を失わないために、ベッド周りにも個性的なデザインの家具を探しだします。



セレクトされたのは、建築資材としても使用されるトタン板と杉古材を使用したデザイン。
インダストリアルな要素を持ち、お部屋全体の調和を保つことが出来ます。

テーブルランプも、ボディ部分にヴィンテージ加工が施された、節のある無骨なデザインに。

明かりで照らされたナイトテーブルの天板には、溶接跡のような凹凸が浮き上がり、おやすみ前の安らぎの空間をお洒落に演出します。





スタイルと理想の空間づくりにこだわった家具の選定と大胆な内装のリフォームで、お客様だけのとっておきマイルームが完成しました。