リラックスホテルみたいなリビング
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
都会の喧騒を忘れられそうな、リゾートホテルのようなインテリア、憧れますよね。でも、「リゾートホテル風なんて、難しそう」「毎日を過ごすリビングにはちょっと冒険かな?」と思う方も多いのではないでしょうか。今回は、ベーシックカラーだけでつくる、シンプルなリゾート風リビングを表参道の人気ブランド「ワイス・ワイス」よりご紹介します。
リラックス効果のある色使い
リゾートのインテリアというと、アジアンであれば鮮やかな色のシルク調、ハワイアンであればアロハ柄のテキスタイルを合わせることが多いのですが、リラックス感を優先するなら、あまり派手な色は使わないこと。カラーコーディネートの世界では、「ベージュがもっともリラックス効果が高い色」と言われます。ベージュ、それより明るめのオフホワイト、少し落ち着いたキャメル色やブラウンなどのベーシックカラーでまとめるとリラックス効果の高いインテリアになります。
落ち着く色使い
こちらは、チャコールグレーの張地と、濃いダークブラウンが落ち着いた配色のソファ。ソファ本体は、プラスチックコード製なので、その素材感からモダンな印象がプラスされ、リゾート感のあるインテリアをモダンに取り入れたい方には、おすすめのコーディネートです。このように、ダークブラウン、チャコールグレー、他にはネイビーなどの色味が少ない濃色の組合せはシックでモダン、男性的で知的な印象になります。同じベーシックカラーでも、どんな印象を目指すのかによって、選ぶ色は変わってきます。
素材感あってのベーシックカラー
ベーシックカラーだけでまとめるなら、こだわりたいのは素材感。ソファの張地のざっくりとした織模様のつくる陰影、ざらっとした手触り、天然の木目模様。それによって、ベーシックカラーだけでも、のっぺりとしない奥行きが生まれ、退屈な印象にはなりません。こんな木のフレームとクッションで包み込まれるようなソファなら、体を思いっきり預けられそう。後ろ姿が美しいので、お部屋の中央にソファを置くレイアウトで是非楽しみたいソファです。