木洩れ日のリビングダイニング
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
モダンでスタイリッシュなインテリアが好きでも、自宅はやっぱり癒される空間にしたい。そんなあなたにおすすめなのは、モダンでスタイリッシュな中に、自然界を連想させるデザインを取り入れたインテリアです。今回は、旭川の家具メーカー「大雪木工」より、木洩れ日のようなシルエットを楽しむ家具のコーディネートをご紹介します。
モダンとナチュラルの見事な融合
このようにダークブラウンの家具で揃えたコーディネートをスタイリクスでは「シックモダン」と呼んでいます。シックモダンは、上品でモダンなテイストで、直線的なシルエットを一つの特徴としています。インテリアの世界では、「モダン」と「ナチュラル」は対照的な意味合いで用いられますが、この家具のすごいところは、モダンな印象でありながら、木々のシルエットという自然界の(ナチュラルな)要素を見事に表現していることです。
自然界は、癒しの宝庫
よく「リラックスできる部屋にしたい」といいますが、どうしたら、リラックスできるインテリアが完成するのでしょうか?手触り、色合い、形、匂い・・・そのすべてに共通して「癒し」を感じるには、自然界の要素を取り入れることが効果的です。たとえば、ラベンダーやヒノキの香り。ふわふわしたウール、シャリ感のある麻の手触り。それと同じように、視覚的な情報においても、自然界の要素には癒されます。毎日を過ごすリビングで、木洩れ日の中のようなリラックス感が味わえたら、素敵ですね。
チェアの背もたれに「アート」を?
お部屋を効果的に装飾するなら、床に対して垂直な面を装飾すること。水平な面(テーブルの天板や床に敷いたラグ)よりも、垂直な面(壁にかけたアートやカーテン)の方が、離れていても目に入りやすいからです。その中でも、椅子の背もたれは、部屋の隅だけでなく、部屋の中央に置かれることが多いアイテム。だからこそ、椅子の背もたれの装飾は、小さい面積のわりに、装飾的な効果は大きいんです。
いかがでしょうか?モダンで、ナチュラルで、アートのようなインテリア。かなり個性的な家具だけに、誰かと同じでないインテリアにしたい、という方にはぴったりです。さらに合わせるカーテンやラグ、クッションの布の色合いや風合いによって、よりモダンに仕上げることも、よりナチュラルに仕上げることも可能です。自分だけのアレンジを楽しみたいですね。