韓国インテリアのコーディネート
韓国インテリアのコーディネートは、近年若い人々を中心にSNSを通じて広がったスタイルで、北欧モダンのインテリアコーディネートをベースに韓国の女性のセンスが加わったものです。
その特徴は、北欧の持つシンプルで柔らかい印象に、現代韓国の若い女性らしい、かわいらしいお部屋作りです。
日本にも韓国の文化に興味がある人がたくさんいると思いますので、この機会に、お部屋も韓国インテリアでコーディネートしてみませんか?そのためのポイントを確認していきましょう。
韓国インテリアのフォルムと模様
韓国インテリアのフォルムは、北欧に近く、角丸や円錐、円柱、ビーンズシェイプなど丸みのあるフォルムが比較的多く、テーパード脚(円錐で先が細くなる形)もよく使われます。
また、日本同様、韓国の若者の狭めの部屋を広く見せられるようなロースタイルが主流です。そのため、脚は全体に短めや脚無しになっています。
装飾や模様は、北欧にない韓国インテリア特有のものが使われます。ラタンを編んだものやコットンボールライト(綿のボールで電飾の電球を覆ったもの)、ビーンズ形ミラーのような丸みがある雑貨、ペールトーンのチューリップブーケなどの雑貨などがよく見られ、若い女性たちが安価に可愛い雰囲気を作ることができるものになっています。
韓国インテリアで使われる色と素材
韓国インテリアの木の色は、明るい北欧インテリアと同様、オーク、ホワイトオークやブナなどのペールトーンのベージュ色からナチュラル色で、明るいトーンのお部屋を作ります。
色は、白やアイボリー、ベージュといった優しい配色でコントラストは弱く、多少グレイッシュ気味のトーンにして自然な感じを出します。北欧と大きく違うのは色使いで、北欧が、いわゆる北欧カラーで自然感を強調していくのに対して、韓国インテリアでは、差し色に薄いピンクなどのパステルカラーを入れて、可愛らしさを演出します。
韓国のインテリア素材には、木材のほか、ラタンやコットンなど、柔らかいイメージの自然素材がよく使われます。これらの素材は、お部屋を温かみのある雰囲気にするのに役立っています。また、ガラスやスチール、樹脂などのモダンな素材も多く取り入れられ、現代的な印象を作るという効果もありますが、安価に揃えるための工夫でもあります。