日本生まれの北欧モダンスタイル
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
柏木工の大人気ロングセラーCIVILシリーズがつくる、なごめるモダンスタイルをご紹介します。CIVILは、イギリスのウィンザーチェアから引き継がれた、背もたれに並ぶスポークといわれる細い棒が目を引くダイニングチェア。前の脚が背もたれと一体となった形状は、CIVILチェアに特徴的なデザインです。
これぞ名作「CIVILチェア」
柏木工は、飛騨高山の家具メーカーで、髙い技術力で質のよい長く使える木の家具を多数取り揃えていますが、その中でもダントツの人気を誇るのが、このCIVILシリーズです。人気の北欧インテリアにマッチする、繊細な美しいシルエットはオブジェのように美しい佇まい。ウォールナットとオーク材のコンビネーションは、明るい色の床にもダークな床にもマッチします。そして、特筆したいのは、その座り心地。木製の座面と背もたれでありながら、身体を包み込むようなやさしいフィット感は驚きです。
肩ひじ張らない、格好よさ
モダンで格好いいインテリアは憧れですが、疲れて家に帰ったらリラックスした雰囲気がほしい、という方も多いはず。職人の手による、繊細な手仕事がシャープなラインを表現しながら、柔らかい曲線は愛着のもてる可愛らしさを、天然の無垢の木肌はぬくもりを感じさせ、都心の喧騒を忘れさせてくれるような、リラックス空間を演出してくれます。コンクリート打ちっぱなしの壁に光沢感のある白い床という無機質な内装でも、天然木の家具を揃えれば、これだけナチュラルでやさしい雰囲気になります。
ソファなんて、狭くて置けない?
オレンジのクッションがおしゃれなダイニングセットは、リビングダイニング用。チェアの座面高さは、39cmと通常のダイニングチェアの座面高さ43cmよりも、低めの設計で、ダイニングチェアのようにテーブルを囲みやすく、それでいて、リラックス感の感じられる座り心地。「部屋が狭いから、ソファは置けないかな、、でも、リラックスできる、家族団らんのスペースをリビングダイニングにつくりたい。」 リラックスする=ソファが必要、といったルールはありません。それぞれの家族に、それぞれの団らんの形があります。
単調ではない、リズミカルな統一感?
最近では多い、細長いワンルーム。デスクも、リビングも、寝室も兼ねるので、全部の家具に統一感を持たせて、同じ色で統一したいところです。統一感はほしいけど、単調すぎるのもつまらない、そんなときは、CIVILシリーズのハの字の脚と、MIXカラーが適度にリズミカルな空気を作り出してくれます。