クラシックモダンインテリアのコーディネート
クラシックモダンのインテリアコーディネートは、エレガントでゴージャスでありながら、現代的でスタイリッシュな印象のお部屋づくりをめざします。ベースはクラシックスタイルから考え、モダンに近づけていくために、フォルムや装飾、カラーや素材といった様々な要素において、現代的なテイストに置き換えていくことで、モダンな演出を強めていきます。
それでは、伝統的な雰囲気を残しつつ、現代的なイメージを融合させるクラシックモダンなインテリアコーディネートのバランスがどのようにできあがっているのか、要素ごとに見ていきましょう。
クラシックモダンインテリアのフォルムと模様
クラシックモダンインテリアのフォルムは、クラシックの持つ滑らかな曲面や曲線の特徴を残しつつ、カーブの量を減らして直線的な部分を増やすことで、モダンな印象に近づけています。これにより、エレガントさとコンテンポラリーさ、両方の良さを融合させたスタイルの一部を構成していきます。
装飾・模様に関しては、クラシックの持つ複雑な彫りを減らしてすっきりさせることでモダンな印象を作りますが、一部にバラやユリ、蝶などの自然由来のモチーフや、壁や装飾品に古典的なエンブレムを残したりすることで、伝統的な雰囲気を残します。
他にも、ソファやチェアにタフティングボタンを入れることで、優雅な高級感ある伝統的な演出をすることができます。
クラシックモダンインテリアで使われる色と素材
クラシックモダンのインテリアにおける木材の色は、ミドルブラウンからダークブラウン、ブラックといった落ち着いた色合いのものが多いですが、ナチュラルからペールウッドもモダンな明るさを演出することができます。
よりクラシックな印象にしたい場合は、マホガニーやウォールナットなどのダークウッドを使用し、よりモダンな印象にしたい場合は、メープルやバーチなどの明るい木材を使うと良いでしょう。
また、仕上げも光沢のあるものからディストレス加工されたものまで、さまざまな種類を使うことができます。
インテリアに使う色は、よりクラシックな印象にしたい場合はダークトーンやディープトーンのカラーを使います。そして、よりモダンな印象を与えたい場合は、トーンをあげてストロングやビビッドなカラーを入れていきます。落ち着いた印象を崩さないように、色相としては、ブルーなどの寒色系を入れる場合が多いです。
素材は、クラシックで使われるベルベットなどの豪華で柔らかく上品な素材を取り入れて、金属、大理石、ガラス、合成皮革などの滑らかな素材と組み合わせることで、モダンな印象を与えています。
これらの素材が一体となって、現代にも通用する、魅力的で洗練されたお部屋のインテリアコーディネートを生み出しています。