アジアンインテリアのコーディネート
アジアンインテリアやアジアンモダンインテリアのコーディネートは、リゾートホテルのような開放的でエキゾチックなくつろぎのお部屋づくりです。グリーンが多く取り入れられて、ナチュラルでリラックスした空間づくりが行われます。
飛行機に乗らなくても、アジアンスタイルのインテリアコーディネートで、あなたのお部屋もリゾートホテルに早変わり。早速その作り方のポイントを学んでいきましょう。
アジアンインテリアのフォルムと模様
アジアンインテリアのフォルムは、角に丸みのあるものが多い骨太のフレームでコーディネートされるのが特徴的です。このアジアンのフォルムを、やや丸みをおさえて直線的でシャープな形状の部分を増やしていくことでモダンな印象を作り、アジアンモダンインテリアに近づいていきます。他には、円状のフォルムもよく使用されています。
アジアンインテリアのデザインでは、装飾や模様が重要な役割を果たします。水草を編みこんだことで生まれる自然な装飾がよく使われます。木や石を彫った幾何学的な装飾のほか、金属彫刻の神秘的な装飾や格子柄のデザインもあります。模様としては、植物や象などの動物の柄もよく使われます。
アジアンモダンにしていく場合は、それらの装飾や模様を減らしていくことで、モダンな印象を強めていきますが、完全に無くしてしまうと、アジアンの雰囲気が失われるので、一部残すようにするのがポイントです。
アジアンインテリアで使われる色と素材
アジアンインテリアの木の色は、濃い色合いの系統と明るい色合いの系統があります。濃い色合いの系統には、ウォーターヒヤシンスなどダークブラウン系、チークなど茶褐色系、マホガニーなど赤褐色系があります。明るい色合いの系統には、ラタンなど明るい黄白色系があります。
素材感としては、アジアンモダンでは、比較的シンプルで木目を入れず、自然な印象を出すためには木目が見えるようにします。
明るさのトーンを統一するやり方はもちろんありますが、異なるトーンを組み合わせて、ダークな床に明るい家具を置いたり、逆に明るい床にダークな家具を置いたり、同じアジアンでも異なる雰囲気のお部屋を作ることができます。木の色の組み合わせを工夫することで、アジアンテイストの個性的なインテリアを作ることができます。
アジアンインテリアの色は、白やベージュの他、夕日のカラーを連想させるオレンジやレッド、プルメリアの花のような紫がかったピンクやホワイト、豊かに生い茂る青々とした植物を連想させるグリーンなども使われます。
淡いトーンの色使いにすると、落ち着きや静寂を感じさせることができ、ストロングで大胆な色使いにすると、よりエネルギッシュで刺激的な雰囲気を演出することができます。
素材は、フレームには木、竹、籐、麻、ウォーターヒヤシンスなどの自然素材が使われ、アジアンモダンではこれらにブラックアイアンが追加されます。ラフで無骨な仕上げにすることで、より本物感のある空間を演出することができます。
ファブリックアイテムは、コットンなどの天然素材で織られたものが多く、オーガニックな印象を空間にプラスしてくれます。